2007.08.27 (Mon)
農村力デザイン大学(1):農と自分達の生活、そして世界について

いよいよ、農村力デザイン大学(第3期目)が始まりました。今回は金曜日からということで、本当は仕事を休んで金曜日から参加の予定だったのですが、諸事情により金曜日は仕事に・・・遅れて参加のデザ大スタートです。
8月の講義初日は「グローバル化が農を直撃する」と題して、大野和興さんをお迎えし、世界の農業のグローバル化やその影響を受ける日本の農業について講演をしていただきました。講義は仕事のせいで遅刻したこともあり、後半部分しか聞けずに残念でしたが、種の支配やトレーサビリティーの矛盾についてなど、様々な視点から、現在の農政の問題点を明らかにしていただきました。
あまりかっこいいことは書けないので、気になったキーワードを書き留めると・・・
- 私有と総有:入会を取り戻す=>土地は広さではない、重ねた年
- 農業は「業」の部分(つまりお金)も大事。だが、業の稼ぎ方が問題
- 今の農業は効率の追求。一回あたりの収穫量を最大に
- そうすると、農薬も肥料も多くなる
- 農家の貯蓄=>JA=>農業中金=>米国債=>戦争資金?
- 企業への農地貸付解禁=>これがもたらす弊害
- 農地の株券化
上記は私が気になった言葉であり、全てではないのでご注意を・・・
で、あまのじゃくな私はあえて議論を沸かせるために、「農地の企業解放はいいのではないか?」という論点を提示してみました。大学というからには、ちょっと議論があった方が面白いと考えたからです。
提示:農地の企業化は受け入れるべき
理由1:海外との事情の違い
タイなどの例と違い、農民は土地が欲しくても農業できないのではなく、土地があるが、したくないと思っている。(圧倒的に兼業の多い私の住んでいる大稲作地帯を例に出して・・・)
理由2:農業従事者の高齢化の問題
農業従事者が高齢化、兼業化が進み、あとを継ぐ人間がいない。このままでは、農地はますます荒れ果てる?または売られて資材置き場?
理由3:米の品質低下
やる気もなく、JAが出せば買ってくれる状態、土地を守るだけの農業。農家が米の品質を上げようとしなくなる。米作りもJAの言うがまま。
上記の3点の理由から、無農薬農業ならぬ無能力農業になってしまうのでは?という問題提起をしてみました。(英語でいうところの「Pros and Cons」というやつですね。^^;)
以前も書いていますが、日本の農業は1次産業ではなく、限りなく工業製品に近い1.8次産業になっているのではないか、というのが私の感想で、この1.8次を2次産業化してしまうのか、それとも、1次産業に戻していくのか、このような選択を迫られているのが今ではないかと思います。
もちろん、議論のために、農地の企業貸付賛成なんていう提示をしたわけですが、自分の思いは別のところにありますので、念のため。
と、理屈ばかり書きましたが、、、農村力デザイン大学の楽しみは食事でもあります。飾らないあたりまえの料理ですが、残念ながら、日々の生活を見直してみると、こんな料理からはすっかり縁遠くなっている自分達に気が付かされます。

農村力デザイン大学のもうひとつの楽しみは、なんと早起きしての散歩。普段の自分では考えられませんが、ここにくると早く寝るせいか、早く目が覚めます。コムニタ(宿泊施設)の前を流れる川づたいに、あちこち散策すると本当に美しい景色に目を奪われます。

日が昇る瞬間、空がまぶしく、山との境目が際立ちます。

池田といえば、かずら橋というつり橋が有名ですが、それ以外にもつり橋があります。川沿いを歩いてみるのもリラックスできておすすめです。

英語上達への近道→英脳人間への道
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